どもこんにちは
今回は引受緩和型の医療保険についてです。
過去に思い病歴があっても加入したい!という方向けの保険ですので
この保険を考える方は比較的高齢の方なのではないでしょうか?
しかし、若い方も、医療保険が必要かどうかは置いといて、緩和型医療保険を知れば通常の医療保険に加入するメリットが理解できるかと思います。
個人的に引受緩和型の医療保険はあまりお勧めできない保険なんですけどね
Contents
医療保険・引受緩和型医療保険とは?
医療保険とは
医療保険とは一言で言うと、病気になった際、公的医療保険制度がカバーしきれない部分を補うための保険。
入院、手術となると何かとお金がかかりますので、その出費をカバーします!。
というのが医療保険の目的です。
もちろん、病気になることでかかる出費は保険でなくても、お金が準備できればいいわけで
充分な貯金がある方にはあまり必要のない保険とおっしゃる方も実は大勢います。
ですが、先進医療に備える特約等、入っておけば助かるケースがあるのも事実で
世帯別に見た加入率も90%と、ほとんどの家庭が加入している保険です。
より医療保険について知りたい方は上記リンクをご覧ください。
緩和型医療保険とは
引受緩和型保険・緩和型保険というのは、その名の通り
(保険会社が保障を)引き受け(る条件が)緩和(された)保険です。
医療保険に加入する際は基本的に※告知を行わなければなりません。
※告知:被保険者の健康状態や過去の病歴、身体の障害、職業を保険会社に知らせること
たとえ年齢が同じでも、病気のリスクが高い人と、健康な人が同じ保険料で保険に加入出来たら不公平ですよね?
この不公平を無くすために、そして保険会社のリスクを抑えるために告知は存在します。
緩和型保険は、通常の医療保険に加入できなかった方向けの告知が緩和された保険というわけです。
私が緩和型保険が必要ない、おすすめできないと思う理由
では、なぜ緩和型保険はお勧めできないのでしょうか?
以下に理由を並べていますが、最大の理由は
大きな保障を持つことが出来ない、大きな保障を持つコストが高すぎる
からです。
保険料が高い
緩和型医療保険は、病気になるリスクが高い人たちで、医療費を補い合うという商品ですので
当然ながら、保険料は高くなります。
保険会社が、緩和型医療保険の加入者に支払う保険金の額が増えるため、相対的に保険料が高くなるんです。
入りたい特約に入れない可能性がある(保障額が小さい)
緩和型医療保険は通常の医療保険同様
がんになったらいくら
三大疾病になったらいくら
といった特約があります。
が、通常の医療保険の様に、充実している商品は少なく
おまけに、別途追加の告知が必要になる商品が多いです。
必然的に持てる保障の額が少なくなりがちなんですよね
既に十分な貯金が準備できている可能性がある
緩和型医療保険の加入者の多くは60歳以上となっており
保険会社にもよりますが、50%~は高齢者だといわれています。
それまでのご年齢であれば、大なり小なり貯金等があるはずです。
万が一の病気の時、払えるお金が今あるのであれば
医療保険は必要ない可能性は十分あり得ます。
元が取れない保険は悪い保険?
話は少しそれてしまいますが(しかし大事なことだったりします)
保険というと
元が取れない保険は悪い保険だ!
というニュアンスのフレーズを、誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは当然で、通常の医療保険も緩和型の医療保険も
お金の動きだけを追えば、結果的に損する人がほとんどなのは当たり前です。
保険はもともと、「全員に起こるわけではないけど、誰もが負うかもしれないリスクを、リスクを負わなかった人たちでカバーしよう」
という相互扶助のもとできた商品です。
医療保険に加入して20年間、ずっと健康で1円ももらえなかった・・・!
という人がいる一方で
加入したおかげで、病気にはなったけど、急にかかってしまった治療のためのお金が準備でき、助かった・・・
という人がいるのも事実
病気になるかもしれないリスクに対する保障を、保険料を支払うことで持つことが出来た。
損得を考えるのはもちろん大切なことで、どんな保険でも加入の時には必ず考えるべきですが
それを考えるのは、保険料は保障のための費用である、だということを踏まえた上だと私は考えています。
(貯蓄性の商品は少し異なりますが、基本は同じ)
以上の理由から私は、例えば
年間保険料は20万、入院給付金が1万円・・・
毎年三週間は入院しないと損をする・・・
という元が取れないから、その保険はいらない!論にはあまり共感できません。
大きな保障を持つことが出来ない、大きな保障を持つコストが高すぎる
で、話を戻しますが
保険料が高い
入りたい特約に入れない可能性がある(つまりは保障額が小さい)
大きな保障を持つことが出来ない、大きな保障を持つコストが高すぎる
そして
既に十分な貯金が準備できている可能性がある
からおすすめできないんです。
もともと昨今の医療保険も保障を広げすぎて保険料が高くなっている傾向があるのですが
引受緩和型だと更に顕著、加入を検討する年齢を考えると
一般的には加入しなくてもいいのではないか?というのが
私の結論です。
引受緩和型医療保険から若い時の医療保険加入を考える。
そして比較的若い人、健康な人は
医療保険における先進医療特約や、がん保険の一時金等
今加入すれば、高額になりうる保障を安く持つことが出来るということがわかります。
もちろん、支払期間が長くなるため、総額で考えると安い保険料ではありません。
(当然 保険料/加入期間 で考えれば1年あたりのコストはやすくなりますよ)
しかし、月々・年間の保険料を安く抑えられるというのは大きなメリットにもなるはずです。
なので、たとえば
若いうちから入通院等の保障額は小さく、しかし大きな保障特約は持っておく
という加入が出来るうちに保険に加入するというのは十分選択肢になるのではないでしょうか?
まとめ
以上、緩和型の医療保険についてお話させていただきました。
当ブログでは、保険は突き詰めると人によると考えております。
これは、保険を進めてくれる人がいい人そうだから・・・だとかいう話では無くて
保険加入者の考え方、生き方、収入面で決まるものだ・・・!という考え方です。
え!なんか無責任じゃない!?と考える方もいらっしゃるかもしれませんが
保険について、加入について考えるきっかけを与えられたら・・・と思っています。
(それでも、個人的におすすめな保険もあるので、そちらにもおいおい触れていきたいですが)
という感じで終わり!
他にも(そして今後も)保険関連の記事はありますので、そちらも読んでいただけたら幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!