ども、こんにちは黒いひよこです。
今回は万が一、つまり若くして死んでしまった、亡くなった場合に備える保険について解説します。
死亡保障が本格的に必要になるのは
そう
結婚・お子さんが生まれたタイミングからですね。
(ちなみに筆者は、結婚はおろか一年ほど独り身です)
今回はそうしたライフイベントを迎えた方が加入、見直しを考えることとなる
3つの生命保険「定期保険」「終身保険」「収入保障保険」について解説します。
今回は「そもそも何故必要なのか」「どんな特徴があるのか」を中心に説明
恐らく皆さんが気になる
「3つのうちどれに加入すればいいのか?」「どこの保険会社の商品がいいのか?」
についても別記事にて触れますが
この2点に関しては各々の収入、考え方で大きく左右されるため断言することが出来ません。
なので、こういう考え方ならこの商品、ここの商品
という「保障や保険に対する考え方」を本ブログでは僭越ながら述べさせていただきますので、保険の相談、商品の選定・見積もりの参考にしていただければ幸いです。
Contents
亡くなった場合に備える保険、なぜ必要?
そもそも、死亡保障は何故必要なんでしょうか?
それは家族のお父さん(夫)、お母さん(奥さん)がなくなってしまったリスクをお金で補填する。ためです。
(保険を考える時は基本的に「リスクをお金でカバーする」ものだと考えるとわかりやすいです。)
もしも家族が亡くなったら・・・と考えるのは気分のいい話ではありませんけれど・・・
男性が働く家庭、女性が働く家庭、共働きの家庭、様々な家庭があると思いますが、今回は下記で考えてみましょう。
例
お父さん:会社員 お母さん:専業主婦 お子さん:生まれたばかり!
・お父さんが無くなってしまった場合
1番に考えることは定期的な収入が無くなってしまう事。
食費や服費等々の家族の生活費、進学・習い事などの養育費といった、残された家族が、今後数十年間に渡って必要になるお金を保険でカバーする必要があります。
・奥さんが無くなってしまった場合
今回の家庭では、お母さんは働いていません。
ですがお母さんが亡くなってしまった際のリスクが無いわけではありません。
たとえば、まだ子供が幼いうちに亡くなってしまった場合、子供の面倒は誰が見るのでしょうか?
近くに親族が居て頼ることが出来れば必要ありませんが、そうでない場合はベビーシッターや保育所に頼ることになるでしょう。
また、たとえそれなりの年齢だとしても、子供のために残業を控える必要が出てきて、収入が減る可能性もあります。
収入源であるお父さんほどではないにしろ、ある程度の死亡保障額は必要になるはずです。
それ以外の加入理由
生命保険には「残された家族が、今後数十年間に渡って必要になるお金を保険でカバーする」以外にも
解約返戻金のあるタイプの保険(主には終身保険)で資産の一部として
死亡保険金は一部非課税という特性を生かし、相続税の減税を目的として
といった目的もありますが、今回の趣旨とは脱線するので割愛
「定期」「終身」「収入保障」3つの保険をまずは解説
定期保険
いわゆる掛捨の保険と呼ばれるもので、その名の通り保険料を支払い続けても万が一(死亡)・高度障害がないと、お金はほとんど受け取れない保険です。ですが
月々支払う保険料を抑えつつ高額の保障(保険金額)を得ることが出来る。というのが最大のメリットでしょう。
掛け捨ての保険というのはイメージが悪い様ですが、多額の保険金を終身などの生命保険で備えようとすると月々の保険料がばか高くなるため
お子さんが生まれた直後、家などの大きな買い物をした等、一定期間厚い保障が必要な際は重宝します。
ほとんどの商品が
・死亡した場合
・高度障害になった場合
の二つが保険金の支払い条件となっています。
各社商品保障の内容にはほとんど違いは見られないため、保険商品選定の際は保険料がいくらになるのか?が大きな判断材料になります。
終身保険
終身保険とは、「保障が一生涯続く保険」です。
保険料の支払期間は一定期間のタイプ、一生涯支払い続けるタイプとありますが
「保障が一生涯」続くものであれば「終身保険」です
また、途中で保険を解約することで受け取れる「解約返戻金」があり、お金を貯める貯蓄性があります。
「長期的にお金を支払い、保険会社が運用してくれるため、最終的に支払った保険料よりも多くのお金を受け取れる商品も珍しくありません。
「万が一の保障を得ながら、お金も貯められるお得な保険があるんですよ~」なんてセールストークを聞いたことがあるのではないのでしょうか?
解約返戻金がありたくさん受け取れる、保険料の支払期間が長い、という点から、当然ながら保険料は高くなりがち。
昨今は日本の金利が非常に低いため
外貨で運用する「外貨建終身保険」
一定期間の解約返戻金を減らすことで、後々の解約返戻金を引き上げた「低解約返戻金型終身保険」
等が主流となっています。
終身保険もほとんどの商品が
・死亡した場合
・高度障害になった場合
の二つが保険金の支払い条件となっています。
ただし保険商品選定の際は
はらった保険料に対していくら返ってくるのか?という返戻率にも着目するべきだといえます。
※返戻率とは?はこちらから(準備中)
また、増えて帰ってくるのは払い込みを終えた後なので、定期保険の様に気軽に途中解約できません。(すると損することに、定期保険にすればよかった・・・っとなるので)
保険料がいくらになるのか?が大きな判断材料になるのは、定期保険同様ですが
より慎重に、キチンと支払いを終えられる範囲の保険料なのかを考える必要があるといえます。
収入保障保険
収入保障保険とはその名の通り、収入を保障する保険です。
主には、残された家族の生活費を補う事を目的に加入します。
加入時に決めた保険期間中に死亡した時・高度障害となった時から、保険期間の満期まで保険金が給料みたいに毎月(毎年)受け取ることのできる掛け捨てタイプの死亡保険です。
歳をとるたびに受け取れる保険金の総額が逓減していくため、定期保険よりも安く・効率的に死亡保障を備えることが可能な商品となっています。
お父さん 30歳 お母さん 25歳
保険期間 30歳~65歳まで
保険金 毎月20万(年間240万円)
で契約した場合。
40歳で亡くなった際の保険金は総額6,000万円(20万×12カ月×25年)
55歳で亡くなった際の保険金は総額2,400万円(20万×12カ月×10年)
という風にですね。
ほとんどの商品が
・死亡した場合
・高度障害になった場合
の二つが保険金の支払い条件となっています。
保険商品選定の際は保険料がいくらになるのか?が定期保険同様、大きな判断材料になるのはもちろんですが
収入保障保険の商品は
特定の条件下では保険料の払込が免除となる特約、三大疾病にも備えられる特約などを付加できるものがあったり
被保険者の健康状態によって適用できる割引がある商品があったり
するので、商品を選ぶ際はしっかりと考慮・相談する必要があります。
所得補償保険や就業不能保険とどう違う?
収入保障保険と似た保険商品に「所得補償保険」と「就業不能保険」があります。
収入保障保険と所得補償保険・就業不能保険保険の違いは下記の通り
なお、一番の大きな違いは
収入保障保険は残された家族のための保険
所得補償保険・就業不能保険保険は病気やケガで仕事ができなくなった場合の収入減を補う加入者のための保険
という点でしょうか
所得補償保険・就業不能保険保険 | 収入保障保険 | |
保険種類 | 損害保険 | 生命保険 |
保険期間 | 主に1年間(都度更新) | 長期期間を設定 |
保険金額 | 年収に応じて決定 | (ある程度)自由に設定可能 |
支払い事由 | 被保険者が病気・ケガで働けなくなった時 | 死亡・高度障害時 |
保険金の受け取り方 | 毎月受け取り | 毎月受け取り(一括受け取りも可) |
※注意!
とはいえ、昨今では「収入保障保険」という名でありながら死亡保障ではなく「所得補償保険」の保障を持った商品もあったりと境目がよくわからなくもなってきています。
現に、2019年6月にあいおい生命より発売された「&LIFEくらしの応援保険」の正式名称は「新収入保障保険(払込期間中無解約返戻金型) 無配当」という商品ですが(長い!)死亡保障はないんですよね。
ひとまず、死亡保障があるのかどうか、保障内容はどうなっているのか、きちんと確認しましょう。
基本的には「収入保障保険」といえば残された家族のためのお金を年金方式で受け取れる保険を指します。
今回はここまで、次記事では
以上、定期・終身・収入保障、3つの保険について述べさせていただきました。
最後に3商品について、最低限抑えるべき要点のまとめを載せて終わりとさせていただきます。
次回は、定期・終身・収入保障、3つの保険をどのように活用するべきなのか
私の考えを書かせていただこうと思っています。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました・・・!
定期・終身・収入保障、3つの保険共通
・どの保険も残された家族のため、必要なお金を準備する保険。
・主な支払い事由は「死亡した場合」「高度障害」
定期保険
・安い保険料で、多額の保険金
・一定期間の厚い保障を備えるのに向いている
・掛け捨ての保険
終身保険
・保険料は高め
・貯蓄効果があり、最終的な返戻金は支払保険料を超えることも
・選ぶ際特に注意したいのは、「きちんと保険料の払い込みを終えられるのか?」
収入保障保険
・保険料は安く、加齢とともに保障額の減る最も合理的な保険
・主流の加入目的は残された家族の生活費
・様々な特約、割引等を考慮してしっかりと商品選定を